2021/03/10

 容易に購入できるものを使って簡単にできる
「体感振動簡易システム」を自作してみました。
(その5)


使用したもの

  1. FFBハンコン:スラストマスターTX レーシングホイール
  2. アコギピックアップ(アコースティックギター用ピックアップ)
    SHADOW / SH712
  3. amPlug2:ベース用ヘッドフォンアンプVOX / amPlug2 Bass
  4. 変換ケーブル:ステレオミニプラグ・RCAオーディオケーブル
    (A3001付属品)
  5. デジタルアンプ:サブウーファー用デジタルアンプ
    AIYIMA / A3001 TPA3255D2
  6. 振動ユニット:AURA SOUND / Bass Shaker ACT-50-4
  7. ビニル平行コード(電線 断面積:1.25mm)
  8. ゴムシート:NBR(ニトリルゴム)シート厚さ1mm

各アンプの設定と電源を入れる手順

  • 次に書かれていることは「使用したもの」のそれぞれに添付されている「取扱説明書」を読んで、その内容を理解されたことを前提として述べています。
  • 「取扱説明書」の内容を十分に理解されていない場合は、もう一度「取扱説明書」を熟読して、理解を深められることをお勧めします。


写真1

  • 「写真1」見て、配線に間違いがないか、もう一度確認してください。



写真2

  • 「3. amPlug2」の上面にある、「写真2」の「A」「B」「C」で示した数字が書いてある各ツマミを「左」へ止まるまで回し、「1」の数字が「真上」に来るようにします。

写真3

  • 「5. デジタルアンプ」に付属している「ACアダプター」の「ACプラグ」は、まだ「ACコンセント」には差し込まないで下さい。 すでに差し込んでいる場合は、引き抜いてください。
  • 「写真3」のように、「5. デジタルアンプ」のスイッチ「A」を「下向き:OFF」の位置にします。 同様にスイッチ「B」を「下向き:SUB」の位置にします。
  • 「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「C」と「D」を「左方向」に止まるまで回します。


写真4


  • 「3. amPlug2」の「左側面」にある「写真4」の「電源スイッチ」ボタンを「1秒間以上長押し」します。
  • すると、「写真4」の下のように「LED」が点灯して、「3. amPlug2」が「ON:動作状態」になります。
  • この時、点灯した「LED」の色が「緑色」「橙(オレンジ)色」「赤色」のどれかになっています。
  • 「3. amPlug2」の「取扱説明書」に書かれているように、「LED」の色は「ゲイン」が「ハイ」「ノーマル」「ロー」のいづれかであることを示しています。
  • 点灯した「LED」の色が「橙(オレンジ)色」(「ゲイン・ノーマル」)でない場合は、「電源スイッチ」ボタンを「0.5秒間以下の短押し」を繰り返して、「橙(オレンジ)色」にします。


写真5

  • 「写真5」の数字が書いてある「A (VOLUME)」のツマミを「右」へ回し、「6」の数字が「真上」に来るようにします。

写真6

  • 「5. デジタルアンプ」に付属している「ACアダプター」の「ACプラグ」を「ACコンセント」に差し込みます。 この時、「ACアダプター」上面の「青色LED」が点灯します。
  • 次に、「ACアダプター」の「DCプラグ」を「5. デジタルアンプ」の背面にある「DC 12-24V」と表示された「DCジャック」に差し込みます。
  • 「写真6」のように、「5. デジタルアンプ」のスイッチ「A」を「上向き:ON」の位置にします。この時、「POWEAR」と表示された上部の「赤色LED」が点灯します。
  • 次に、丸ボリューム「C」(SUB FREQ) を「右方向」に回して、「写真6」のように「時計の3時」の位置に合わせます。


写真7

  • 「写真7」のように、「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL)を「右」(+) 方向に回して、「写真7」のように「時計の2時」の位置に合わせます。
  • この時、「6. 振動ユニット」から「ブーン」という音や、振動が出たら、丸ボリューム「D」(VOL)を「左」(-)方向に回して、音や振動が出ない位置に合わせてください。

写真8

  • 「1. FFBハンコン」の振動が適切な大きさで「6. 振動ユニット」から出るように、「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL) を次のように調整します。
  • 「写真8」の「1. FFBハンコン」の「ステアリング」上部、「A」の位置を「指の腹」(「B」の部分)で「ドンドン」と叩きます。「
  • ステアリング」を叩いたのと「同じ間隔」で「6. 振動ユニット」から「ドンドン」という、歯切れの良い振動が出れば「3. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL) は、ほぼ適正な位置になっています。
  • 「ステアリング」を叩いた時に「6. 振動ユニット」から「ドンドン」という振動ではなく、「ドロロ~ン」という感じの振動になったり、「ブブブ~ン」という振動が連続して消えない場合(ハウリング状態)は、「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL) を「左」(-)方向に回して、このような振動が出ないように調整します。
  • 「ステアリング」を叩いた時に「6. 振動ユニット」から振動が出なかったり、振動が弱い場合は、「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL) を「右」(+) 方向に回して、「ドンドン」という、歯切れの良い振動が出るように調整します。
  • 次に、実際にゲームをプレイして、プレイヤーの好みの強さの振動になるように、「3. amPlug2」の「A」(VOLUME) のツマミ(写真5)と「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(写真7)を調整します。

振動が全く出ない、または、振動が弱い場合

  • 「6. 振動ユニット」から全く振動が出ない場合は、最初に戻って「写真1」のところから、慎重にやり直してみてください。

  • また、「3. amPlug2」の「A」(VOLUME) のツマミ(写真5)と「5. デジタルアンプ」の丸ボリューム「D」(VOL)(写真7)を「右」(+) 方向へ止まるまで回しても振動が弱い場合も、最初に戻って「写真1」のところから、慎重にやり直してください。
  • そして、「写真4」のところで、「3. amPlug2」の「ゲイン」を「ハイ」に設定するために、「電源スイッチ」ボタンを「0.5秒間以下の短押し」を繰り返し、「LED」の色を「緑色」(「ゲイン・ハイ」)」にします。

  • この設定で「6. 振動ユニット」から十分な振動が出ない場合は、「2. アコギピックアップ」から「7. ビニル平行コード」の「使用したもの」の中に故障などの不具合がある可能性があります。
  • 不具合を見つけるには、次回の投稿(その6)「使用したものの詳細」を参考にしてください。

次回の投稿は「使用したものの詳細」です。
「体感振動簡易システム」を深く知りたい方や、不具合を見つけるための参考にご覧ください。


体感振動簡易システム