容易に購入できるものを使って簡単にできる
「体感振動簡易システム」を自作してみました。
(その1)
体感振動簡易システムの概要
- ゲームに使用している「1. フォースフィードバック付ハンドルコントローラー」
(以降「FFBハンコン」と記す)が発生する振動を「2. アコースティックギター用
ピックアップ」にて「電気信号」に変換します。 - 変換した「電気信号」を「3. ベース用ヘッドフォンアンプ」と「5. サブウーファー用デジタルアンプ」にて増幅します。
- 増幅した「電気信号」により「6. 振動ユニット」を駆動して「ゲーミングチェア」
などを振動させ、振動を体感します。
使用したもの
- FFBハンコン:スラストマスターTX レーシングホイール
- アコギピックアップ(アコースティックギター用ピックアップ)
SHADOW / SH712 - amPlug2:ベース用ヘッドフォンアンプ
VOX / amPlug2 Bass - 変換ケーブル:ステレオミニプラグ・RCAオーディオケーブル
(A3001付属品) - デジタルアンプ:サブウーファー用デジタルアンプ
AIYIMA / A3001 TPA3255D2 - 振動ユニット:AURA SOUND / Bass Shaker ACT-50-4
- ビニル平行コード(電線) 断面積:1.25mm²
- ゴムシート:NBR(ニトリルゴム)シート厚さ1mm
「体感振動簡易システム」の概要図です。
体感振動簡易システムを使った感想
- FFBハンコンで発生した振動が腰や背中に伝わるので、実車の走行感覚に近づきます。
- レーシングサーキットを走行する「PROJECT CARS 2」では、タイヤが縁石を踏んだ時の振動や路面の段差、荒れによる振動がはっきりと感じられます。
- コーナリング時には、ステアリングホイールを回転させた時の振動やタイヤと路面との間で発生する振動が伝わって来ます。
- FFBハンコンにパドルシフトがある場合は、パドルの操作で発生した振動が、シフトショックの振動のように伝わってきます。
- ラリーなどのゲームでは、未舗装路(グラベル)を走行した時の振動が大きいことは当然ですが、グラベルでもフラットな路面と荒れた路面での差がはっきりとわかります。
- ジャンピングスポットでの衝撃と言うか、振動は思ったほど強くありません。 FFBハンコンにも強くは出ないので当然なのですが、ドンと着地した感じがほしいです。
- FFBハンコンだけの振動より、臨場感が高まり、プレイへの集中力も高まります。 一度体験すると「体感振動」無しではゲームが味気なく感じてしまいます。
- しかし、腰や背中に振動を受けることによる肉体的な疲労と、集中力を高まったことによる精神的な疲労は、FFBハンコンだけよりも確実に増加します。
- 「体感振動簡易システム」を使用して体調を崩されることがあっても、当サイトでは責任は負えませんので、自己責任にて適度な使用をお願いします。
体感振動簡易システムを自作した理由
- PROJECT CARS2 や DRirt2 などのレースシミュレーションゲームを Xbox One X にハンドルコントローラーと2ペダル(アクセル+ブレーキ)がセットになった FFBハンコンを接続してプレイしています。
- FFBハンコンにはフォースフィードバックの機能があるので走行中の振動やハンドルの重さの変化が手や腕に伝わり、実際に運転している気分に浸れます。
- しかし、しばらくプレイしているうちに FFBハンコンの振動だけでは何か物足りなくなってきました。
- そこで以前から気になっていた「体感振動システム」にチャレンジして見ようと思いました。
- 調べてみると PC ゲームには「SimHub」,「SimVibe Software」,「LFE」などといった「体感振動ソフトウエア」や「体感振動システム」がありますが、Xbox one X や PS4 などのコンソールゲーム機用のものはありませんでした。
- レースシミュレーションゲームを快適にプレイできるゲーミングPC は持っていないので、ハードとソフトを揃えるとかなりの金額になってしまいます。
- そこで、容易に購入できる部品を使って簡単に自作できて、なるべく費用の掛からない「体感振動簡易システム」を作ろうと思い立ちました。
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